台湾ナビゲーターの伊勢真紀子です。
台湾で結婚式に出る人ってそうそういないと思う(笑)けど、だからこそ情報が少ないので、ここで結婚式にまつわるあれこれをご紹介!
①基本情報
新婦側のお客様を招いての「婚約式」と、新郎側のお客様を招いての「結婚式」があります。
「2回やるなんて準備が大変!」と思うのですが、そこはかなりざっくりの台湾。
日本ほど綿密な準備はしないそう(笑)で、なんちゃないらしい。
でも、一応(あ、一応とか言っちゃった)冠婚葬祭なので、日本とは違う風習があって、私の台湾人の親友シズカは、その日取りを両家のご両親の誕生日から割り出したと言っていていました。
また、直近で結婚した友人は、そのあとしばらく人の結婚式に出ないという慣習もあるらしく、シズカの少し前に結婚した友達は、本当に来ていませんでした。
でも、私が一番びっくりしたのは、次々と運ばれてくるお料理の中で、魚料理が出てきたら新郎の両親は退席するというもの。
なんでやねん!
息子の晴れ姿が見られんやんか!
・・・と思うけれど、これもやはり「風習」なんだとか。
②ご祝儀について
ご祝儀袋は「紅包」と言って、コンビニでも文房具屋さんでも買えます。
これは古典的なのですが、
最近はこんな感じで模様の入った華やかなものもあります。
表書きはこんな感じ。
右に「祝 新郎の名前・新婦の名前」。
真ん中に四字熟語。
左に「自分の名前 敬賀」。
真ん中の四字熟語は他にもたくさんあるので、下の写真を参考にしてください。
※「紅包」は結婚式以外のお祝いや人にお金を渡すときにも使えます。
そして、一番気になるのが中身ですよね(笑)
実は台湾の結婚式はとーーーってもカジュアル。
なので、ご祝儀もとーーーーってもカジュアル(笑)
目安としては
親友 3600~3800元
友達 2800~3200元
同僚 2000~2600元
今のレートだとだいたい1元3.5円なので、親友でも約13300円!
同僚だと約7000円!
式場の格によっても多少違うらしいけれど、それでも日本よりはかなり出しやすい金額ですよね。
ただ、注意しなくちゃいけないのは、台湾は奇数と4はダメってこと。
4はともかく、日本人はご祝儀と言えば偶数だから、つい間違えそうですよね。
③服装
初めて台湾の結婚式に出たとき、台湾人のあまりのカジュアルさに目を疑いました。
Gパンあり、ショートパンツあり、毛玉セーターあり・・・・。
さすがは台湾!
こんなときまでおおらかだわ。
なので、私もシズカの結婚式ではスピーチを頼まれていましたが、普段着ているニットワンピースで参列しました。
一緒にスピーチをした友達の男性もノーネクタイ!
でも、これでもほかの参列者と比べるとかなりフォーマルな感じでした(笑)
④結婚式当日
これについては過去記事をご覧ください。
※かなり笑えるので、電車とかでは読まないでくださいね。
④引き出物
今までに何回か見たことがある台湾の引き出物。
とにかくでかい!
引き出しのついたお菓子の箱なんて、日本では見たことありませんが、台湾ではよくあるみたい。
隣のリモコンと比べてもらうとわかるのですが、本当にでかいので、もし台湾の結婚式に出る際は、大きめのトランクを準備しましょう。
無邪気な台湾人は「この人日本に帰るから小さいのにしておこう。」などとは決して考えませんから(笑)
⑤その他
台湾の結婚式には「ホテル代」とか「お車代」とかいう概念は存在しません。
なので、もし招待されたらすべてが自腹というのを覚悟していきましょうね!
でも、この「ホテル代」や「お車代」、ご祝儀やら服装やら、台湾の結婚式を見ていると、そんなのはどうでもよくって、大切なのは自分にゆかりのある人に、自分の新しい門出を見守ってもらうことなんじゃないかな・・・と思えてくるのです。
日本っていろんなことにお金と気を使い過ぎじゃない?って。
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