台湾ナビゲーター伊勢真紀子です。
よく「台湾の結婚式ってどんな感じ?」と聞かれます。
ぱっと見は日本と変わりませんが、よく見るとちょいちょいあれれポイントが・・・(笑)
さー、今回の結婚式はいかに!?
今回の結婚式は台中で一番新しいホテル。
エスカレーターで会場階に着くと、いきなり新郎新婦のスライドショーがどっかーん!
さすがは自撮り&写真が大好きな台湾。
でも、この大きさは圧巻。
(前列一番左が私です)
まわりを見渡すと、おおっ!いました。
ザ・台湾スタイルの参列者。
台湾の結婚式って本当にラフな服装なんですよね。
このラフさを見ていると、逆になぜ日本の結婚式は自分が主役でもないのに朝から美容室で髪をセットしておめかししていくのかという疑問が湧いてきます。
受付で名前を書いてご祝儀を渡すのは、日本と一緒。
ただし、席次表は紙ではなくパネルに表示されています。
台湾の友達に「日本では一人ひとりに席次表を配って、その裏には新郎新婦の簡単な自己紹介とかが書いてあるんだよ。」と言うと、「何それ!台湾人はそんなの興味ない。」とばっさり。
そのくせ、受付横にある新郎新婦の写真集(台湾では前撮りの写真集を作ります)は、食い入るように見入る台湾人。
興味のツボがわかりません・・・。
披露宴の開始時刻が押すのは当たり前。
(友達によると平均30分)
すると、突然友達が「真紀子!新郎新婦の控え室に行こう!」
私が「えっ?日本では新郎新婦は式が始まって、じゃーん!とドアが開くまで人に姿を見せないよ?」と言うと、台湾では新婦の友達が控え室に行っておしゃべりしたり、ハグしたりするもんなんだとか。
今回、私たちは新郎の友達なんだけど(笑)、行っていいものだろうか・・・。
しかし、台湾人はみんなそんなのお構いなし。
結局大勢で控え室に押しかけて記念撮影(笑)
・・・と、会場に戻る途中、私の服を見た友達が一言。
「真紀子、何で黒い服を着ているの?それはお葬式の色。」
うひゃー、知らなかった。
逆に私は、女友達の白い服の方が気になっていたんだけど、台湾では新婦の白と参列の女性の白が被ってもいいんだって。
お国変われば、ですね。
そう言えば、新郎パパ(日本人)が白ではなく赤いネクタイをしていらしたので、ちょっと違和感あったんだけど、それも台湾では赤と決まっているんだとか。
「なんかトランプ大統領みたいでしょー。あははっ!」と笑う新郎パパがおかしかったです。
そして、ようやく始まった披露宴。
お料理は日本と違って、大皿料理がメイン。
かなりの量があるのに、みんな食べる食べる!
そして、私はあることに気づきました。
誰も泣いていない!!!
前回台湾の結婚式に参列した時は私の親友のだったこともあり、いろんなことを思い出しては号泣した私。
しかも、スピーチを頼まれていたので、まわりを見ている余裕などなかったのですが、今回は参列するだけなのでちょっと余裕あり。
で、ずっとキョロキョロするけれど、
誰も泣いていない!!!
驚いて友達に「なんで誰も泣いていないの?」と聞くと、「おめでたいのになんで泣くの?私の結婚式のとき、真紀子があまりにも泣くから、『あれは結婚する新郎が気の毒で泣いているんだ。』って言われたんだからーっ!(笑)」
うそーっ!ごめん!
日本では新婦や新婦の友達の涙はつきものなんだよ・・・。
そして、宴もたけなわ。
聞いたことがある音楽だな、と思っていると、入場してきた新郎新婦が恋ダンス。
お友達じゃなくて主役が踊っちゃうんだ(笑)
その後、新郎新婦は2回目のお色直し。
日本人の新郎が中華服、台湾人の新婦が和服なんて素敵!
急いで写真を撮って、新郎新婦が会場に入って来るのを待っていたら、なんとお見送り開始。
台湾では、最後のお色直しが披露宴のお開きの合図なんだとか。
なんだろ、この肩透かしくらった感覚(笑)
とにもかくにも、こうして披露宴は終わったのでした。
ちなみに引き出物はこんな感じ。
台湾の引き出物の箱は本当に可愛くて、断捨離好きの私も捨てられない困りものです