台湾に生きている「日本」

台湾コラム

台湾での滞在先のパパとママの会話を聞いていて気付いたこと。

 

台湾 居酒屋

 

よくよく聞いたら國語ではなく、台湾語で話している!!
10年近い付き合いなのに、全く気付かなかったw

よく聞かれることなので、ここで台湾で使われている言葉の説明をしておきます。

台湾の学校やテレビで使われているのは國語と言って、いわゆる北京語(中国大陸の言語とほとんど同じ発音)。
表記法は違います(台湾:繁体字、中国:簡体字)が、話し言葉は通じます。

でも、年配の方や南部の方は比較的台湾語を使います。
台湾語はもともと台湾で使われていた言葉で、基本的には文字がありません。
なので私もちんぷんかんぷん。
(「こんにちは」は「リーホー」、「すみません」は「パイセー」など)

ただ、日本統治時代に日本語とミックスされた語があって、例えば「おじさん」「おばさん」「名刺」などはそのまま台湾語として使われています。

ママに、「もしかして家族の中では台湾語で話してる?」と聞くと、「そうよ」と言って自分が知っている台湾語に残る日本語を色々披露してくれました。

その中に「ドライバー(工具)」があったのにはびっくり。

ママが言うには、昔は学校に上がるまでは台湾語を話し、学校に行って初めて國語を習うんだそう。
自分の国の言葉が二つもあるって大変。
更に客家族になると客家語も話しますからね。
みんなどれだけ頭いいんだ、と思います。

帰国して、改めて片倉佳史さんの「台湾に生きている『日本』」という本を読んだら、最後に台湾の言葉となった日本語として、かなりたくさんの単語が紹介されていました。

こんなマニアックなことに興味がある人は少ないと思うけれど、面白そうと思った方はぜひ読んでみてくださいw

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