九州旅行で長崎に着いたときのこと。台湾朋友シズカとその両親の会話に、しきりに「蜂蜜蛋糕(蜂蜜ケーキ)」という言葉が出てくる。
はちみつケーキってなんだろう……?ピンときて、シズカに聞いてみた。
「ねえ、はちみつケーキって、もしかしてカステラのこと?」「そうだよ」
やっぱり。そこで、「カステラにはちみつは入ってないよ」と言うと、シズカは「えーっ!!!」と大きな声を上げた。よほど衝撃だったらしい。
念のため、みんなで長崎が誇るカステラの名店・文明堂へ。裏の原材料表示を確かめてみると、やっぱりはちみつは入っていない。


どうやら台湾では、日本のカステラのことを「はちみつケーキ」と呼ぶらしい。ちょっとムキになった様子のシズカが調べてみると、昔、台湾のあるメーカーが長崎カステラを売り出すときに「はちみつケーキ」と名づけたのが始まりなんだとか。
日本人としては「いやいや、それはカステラじゃないだろう」と言いたくなるけれど、よく考えたら名古屋名物の「台湾ラーメン」、あれは台湾には存在しない。「お互い様だね~」と笑いあった。

ちなみに、そのあと行った出島の展示を見ると、鎖国時代に出島の貿易で台湾をはじめとする国々の砂糖が輸入されて、それが九州のシュガーロードを通じて広がったそう。つまり、昔の長崎のカステラは台湾の砂糖が原料だったみたいというオチだった。
🍜 どちらも日本のお取り寄せで食べ比べできます

