日本人と台湾人の名字に対する感覚

八女 坂口坂店 台湾コラム

台湾朋友シズカと九州旅行をしていたときのこと。旅先で私の友達と合流して、話の流れから日本人の名字の話で盛り上がった。

実はその友達の名字と私の旧姓は同じで、どこにでもある平凡な漢字二文字。二人して「どうせなら早乙女とか西園寺みたいな、漢字三文字のかっこいい名字がよかったよね〜」なんて他愛もないことでひとしきり盛り上がっていました。

すると、この会話を聞いていたシズカがきょとん。「日本人は、名字にかっこいいとかダサいとかってあるの?」

……え、逆に台湾人にはないの!?今度はこっちがきょとんである。

台湾では、名字によって「かっこいい・悪い」という感覚そのものがないらしい。そもそも台湾人の名字は、ほとんどが一文字。王さん、林さん、陳さん。言われてみればたしかに。

気になったシズカが調べると、二文字の名字は「司馬遷のシバ(司馬)」や「欧陽菲菲のオウヤン(欧陽)」くらいで、とても少ない。そして、それらは「珍しい」けれど「かっこいい」わけではないらしい。

同じ漢字の国なのに、名字ひとつでこんなに感覚が違うなんて。名字に勝手にランク付けしてあれこれ言うのは、もしかして日本人だけなのかもしれない。またひとつ台湾と日本の違いを発見してしまった。