台湾の男性はとにかく優しい
一般的に台湾人男性は女性にとても優しい。あるサイトには「介護級に優しい」とまで書かれているくらいだ。「介護級なんて大げさな」と思うかもしれないが、私はこれを見て「言い得て妙だ」と非常に感心した。
実は私は台湾で男性と一緒にいるとき、ほとんどドアを開けたことがない。(ついでに言うと、お財布も開けたことがない。)車に乗るとき、建物に入るとき、台湾人男性はそれはそれはスマートにドアを開けてくれる。中には車に乗るときに、頭を打たないように手を添えてくれる人もいるくらいだ。
福岡生まれ、福岡育ちの私のまわりの男性は、俗に言う「九州男児」のイメージほどではないにせよ、照れ屋さんが多く、街中でこのようにふるまうことはまずない。だから、台湾でドアを開けてもらうたびに、「もしかしてこの人は私のことが好きなのか?」とドキドキしたものだ。何度も台湾に行くにつれ、それは大きな誤解だと分かったが。
管理人は見た!台湾女子はこうして男子をこき使う!?
それは台湾朋友シズカと日本人の友達なべさんと、三人で出かけていた時のこと。私は好きなメーカーのお茶碗を見つけ、家族分買いたいと思ったけれど、なんせ食器は重い。そのあともまだまだ歩き回る予定だったので、お茶碗を買うのはあきらめようとしていた。
すると、シズカが一言。「マキコ、お茶碗買ったらいい。なべさんが持つから。」
え?なんで私の荷物をなべさんに持たせるの? というか、もしそうするなら、まずなべさんに持ってくれるかどうかお伺いを立てるべきじゃないの??? 私は状況が理解できず目を白黒させていたが、台湾生活が長いなべさんは苦笑しながらも「いいですよ。」と言ってくれたのだった。
恐るべし、台湾女子。こうやって男子に何でもさせるのか…。 一応断っておくが、シズカが特別威張っているのではない。私が知る限り、どんなにおしとやかに見える台湾女子もだいたいこんな感じなのである。
台湾の男性はなぜ優しいのか
ねぇ、台湾の男の人はどうしてみんな女性に優しいの?
一番の理由は台湾の女の子はめっちゃ気が強いからw あと、小さなころから家庭で「女の子には優しくしなさい」と教えられているし、学校でもそういった風潮があるから。台湾では男性が女性に優しくするというのは当然の文化として根付いているよ。
台湾の男性の本音は?
台湾の男の子って、女の子のバッグを持つのはもちろん、食事の時もかいがいしく世話を焼くでしょ?例えば飲み物を取ってきてあげたり、エビの殻をむいてあげたり。ああいうのは面倒じゃないの?
思うよ。みんな心の中では面倒だと思っているw ただ、僕も大学生の時までは「男女は平等でしょ!」と思って、敢えてそうしなかったけれど、今はそれではだめだと思って改善した。
台湾の女の子は下手したら自分では何もしないもんね。身の回りのことを全部男の子にやってもらっている女の子も見かける。
僕の台湾人の妻も、台湾では生理用ナプキンも彼氏が買いに行くと言っていました。日本人女性としてはどうですか? ちょっと引かないですか?
生理用ナプキン? いやー、私は無理。そんなこと男の人に頼めない。
そうですよねー。
だから、台湾では「公主病(プリンセス病)」という言葉があるよ。
具体的にはどういう女の子のことを言うの?
さっき話に出たように、食事の時に彼氏にエビの殻をむかせる女の子とか、ちょっと何か言われたらすぐに泣く女の子とか。
面倒くさいお姫様だな。台湾の男の子は本当に大変…w
おまけ
私がこの前列車で隣り合わせになった台湾人男性は、ふだんは台南に住んでいるけど、ママの日だから台北に住むお母さんに会うためにわざわざ帰省したんだって。日本だったらこんな男性はマザコン扱いされるよ。台湾にはマザコンが多いの?
いや~、そんなことはないよ。その人が特別だと思う。
でも、台湾の男の人はお母さんに優しい人が多いでしょ?
確かに日本の親子よりは仲良のいい親子が多いと思う。でも、だからと言ってマザコンじゃないよ。
そうかなぁ。そうは思えないけどなぁw 引き続き台湾の友達に聞いてみよう。
まとめ
マザコン疑惑はさておき、台湾人男性は、自分のお母さんにも彼女にもまわりの女の子にも一様に優しい。これは教育の賜物である。台湾の教育は素晴らしい!女の子に振り回される男性には気の毒だが、日本人男性も台湾人男性を見ならえばいいのに、と思う。
人物紹介
マキコ:このブログの管理人。2004年に初めて台湾を訪れて以来、毎年のように台湾を旅行している。台湾好きが高じて、2013年には台湾子連れ留学を果たす。
シズカ:台湾在住の台湾人。管理人とは10年来の友達。日本語が堪能で、ワーキングホリデーを利用して日本で働いたこともある。
ピーター:福岡で民宿を経営する台湾人。歴史や政治、文化の話が好き。 旅路ホステル Facebookページ